会長のモノづくりへの
想いに感動した。
大学で応用化学を専攻し、大学院に進学して抗がん剤の合成について研究していました。興味があったのは0から1を生み出すモノづくりです。就職活動では色んなメーカーにエントリーし、人事担当者や経営者の方々と話をさせていただきました。そのなかで、当社の会長だけが「今後はこんなことに挑戦したい。あれもやってみたい」と熱く語られていたので辻製油を選びました。私が所属する松阪研究課では、食用油などの生産過程で出る搾油副産物を精製・抽出し、その有効活用を模索しています。たとえば、当社が工業的にはじめて高純度の精製に成功した「レシチン」は大豆油の搾油副産物であり、主な成分はリン脂質です。これは、私が大学院で研究していた抗がん剤を封入するカプセルと同じ成分で、最近では特に注目されている素材です。また、高品質と低価格を両立した当社の「セラミド」はとうもろこし胚芽から抽出・精製されています。搾油副産物は、大きな可能性の塊なんですよ。