全員をゼネラリストに育て、より効率的で正確な分析を実現していく。 Vol.5 北川 佑⾐ 2008年入社 品質保証部 本社品質管理課 主任 全員をゼネラリストに育て、より効率的で正確な分析を実現していく。 Vol.5 北川 佑⾐ 2008年入社 品質保証部 本社品質管理課 主任

⼈と同じじゃなく、
⾃分の道を進みたかった。

管理栄養士を目指して、短期大学で食物栄養学を学んでいました。就職活動では同級生たちが病院や福祉施設に就職するなか、実験や分析の経験を積むために辻製油に入社しました。人と同じことをしたくない性格だったので、「人まねはしない。何処もできないことをやる。」という独創性を重視した言葉にも感銘を受けました。私の仕事は、原料(なたね・とうもろこし由来)や生産工程中の食用油、生産過程で出る脱脂ミールの3つの分析です。原料分析では、なたねやとうもろこしに含まれる油分や水分量などを測定。食用油は酸価やヨウ素価(油に含まれるヨウ素の量)、色などを調べ、各数値が予め決められた製品規格の範囲内に収まっているかを調べます。油の搾り粕である脱脂ミールは、飼料用や肥料用として無駄なく使われるため、その品質についてもチェックします。

経営陣とも気軽に
コミュニケーションできる
⾵⼟。

憧れていた管理栄養⼠の資格は、⼊社後に取ることができました。2018年には主任となり、課全体のマネジメントにも挑戦しています。分析するサンプル数は年々増えており、1⼈あたり1⽇20〜30も受け持たなければならないため、現状では座る暇もないほど業務に追われている状態です。そこで各⼯程を並⾏して⾏い、より効率的に、正確に分析するための仕組みづくりにも取り組んできました。あえて分業制にせず7名全員がゼネラリストとして3種類すべての分析ができるチームを作り上げ、みんなで助け合える組織にしていきたいと考えています。これは、私が社⻑や上司に提案したアイデアです。当社には社⻑室がなく、社⻑が⼀⼈ひとりに声をかけてくれたり、⾃由に意⾒できる⾵⼟があります。⼯場や業務部の⽅たちやタンクローリーのドライバーさんともコミュニケーションを取り、分析に役⽴てていきたいです。

1日のスケジュール

8:00
前日に受け入れた原料や工場で作られた食用油、脱脂ミール等の全てのサンプルを、チーム一丸となってまとめて分析していきます。午前中は、ほぼこの分析の仕事を終始行っています。そして、午前中に分析結果が出たものについては、随時日報にまとめておきます。
13:00
原料及び菌数の分析チームは午前中に受入及び出荷したサンプルを回収し、分析を行います。油の分析チームは出荷のためのタンクローリーが来るので、そこでサンプルを採取し、分析を行います。タンクローリーを待たせないように、素早い対応を心掛けています。
15:00
一日分の分析結果が出揃ったら、日報を発行します。その後は必要な試薬を調製するなど明日の分析の準備をしたり、他部署からの依頼サンプルの分析などを行います。

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