深海鮫の研究が
搾油副産物の有効活⽤に
つながった。
水産関係の大学出身の父の影響を受け、物心つく前から魚が大好きでした。大学も水産学科に進学し、深海鮫の「フジクジラ」の資源利用について研究。研究テーマは、意図せず底引き網にかかってしまうフジクジラの有効活用です。フジクジラは食べることも加工することも難しいため、肝臓から肝油を取り出して有効活用し、水産資源を無駄にしない方法を検討する研究を行いました。私の仕事は機能性素材であるセラミドやレシチンの営業として、食品メーカーや商社などを担当しています。セラミドやレシチンは、食用油を製造する上で出てくる副産物から抽出・精製されているため、大学で学んだことにつながっているのが嬉しいです。主にセラミドは美容食品や化粧品、レシチンは食品から医療品まで幅広く使われています。問い合わせいただいたお客様を訪問し、お客様の製品開発にセラミドやレシチンをどう使うかを一緒に考えていく仕事です。