挑み続け、未来を切り拓く。
無価値とされているものも、
知恵をしぼれば宝になる。
1947年、国産のなたね油をつくる会社としてうまれた辻製油。それから、およそ70年。今では製油事業だけでなく、天然素材から「レシチン」「セラミド」などをつくる機能性事業、「ゆず」「しょうが」「黒にんにく」など国産原料に拘った加工品を製造・販売するアグリ事業も展開している。最も大切にしているのは「どこもできないことをやる」ということ。
たとえば、無価値とされるものから価値を生み出すこともそうかもしれない。主製品である「コーン油」はもともと、スターチメーカーで不要とされていたとうもろこしの胚芽から生まれたものである。そして、いまや乳化剤としてあらゆる食品に活用される「レシチン」も、食品・香料メーカーで重宝される「ゆずオイル」も、全て廃棄されていた素材から知恵をしぼって生み出したものである。
ビジネスとして磨き上げるには技術も手間もかかります。しかし、そのプロセスを経るからこそ、どこもまねできないことになるのです。これからも更なる未利用素材を探求しつつ、革新的な「味」の分野に挑戦したいと考えています。